9月12日、ハリウッドでの出展を果たした切り絵アーティストHachi。
帰国後、初の国内での個展となります。
ハリウッドでセレブに愛された作品、新作など国内初公開の作品も展示いたします。
ぜひ今年最後の個展に足を運んでください。
DAI-BUNKA-SAI2025~Life is Party~
日時 2025年12月19日(金)~21日(日)
12/19金…14:00~20:00(16~18不在)
12/20土…12:00~20:00
12/21日…12:00~18:00
Hachi全日在廊
会場 コワーキングスペースSHARES(姫路)
コワーキングスペースSHARES 3F
姫路市二階町18 ANGERO二階町
入場無料

会期中のイベント

吞みながらトークライブ HachiWood~Hachiのハリウッド日誌~
人生初ハリウッドに上陸した切り絵アーティストHachi。
●強制退去か!? 入国までの道のり
●初日から「とんでもない国に来てしまった…」価値観違い過ぎる
●アメリカで売れるのか作品…金額交渉バトルの末の結末とは!?
●夢のビバリーヒルズ豪邸ツアー♪
現地での写真とともに楽しい思い出・腹の立ったエピソードなど語ります!
12/20土 18:00~19:30
参加費/投げ銭
アルコールなどドリンク持込OK。作品へのご質問なども大歓迎の90分です!
事前のお申込みはHachiまで
himeji.hachi@gmail.com
個展DM


Hachiの想い。
私のアート。

私が開講している絵画教室で子供の生徒たちを観察していると二通りの性質の違いを目にします。
それは「風景を描く者」と「ひとを描く者」です。
子供の時代にすでに興味の対象はフォーカスされているということに気づきます。
私は今も昔も後者のタイプです。ただひたすらに人間への飽くなき興味を持つ芸術家です。
カッターナイフで紙を切り抜く切り絵。
私のメインの手法「切り絵」という画法はあくまで表面的な技法に過ぎず、私の作品を見る時はどうかその中に宿る魂の温度や、摘み取った空気などを感じてください。
油絵の具のように耐久性に優れた絵と違い、いずれ傷んでいく紙を切り抜いただけの絵。
そんな儚い絵が、僅かな時間でも皆さんの心に何かを残せるように描き続ける者です。
表出。

アートは常に、
「時代のうつし鏡」
だとか
「歴史の文脈に組み込まれてこそ」
といった大層な風呂敷に包みこもうとする人の、恰好の餌食にされがちです。
もちろんそういった文脈で語れることは大事で、芸術学というような学問として学ばなければ、己のオリジナルにたどり着けないことは確かです。
しかし私にとって作品制作というもの、アートという存在は幼い頃から何も変わっていないように思えます。
「クレヨンでママのおかおを描く」
とでも言いましょうか。
この例えが完全に、「私のアート」を言い表しているわけではないですが少なくとも「世相を斬る」といったこっぱずかしい言い回しよりは近いと感じます。要は、作品制作とは、湧き出るものであるべきだと考えます。
かつてチバユウスケさんがミッシェルガンエレファント時代に、ファンの方から「ラブソングも書いてほしい」と言われたそうです。
一見激しくて硬派なイメージを持つ彼の歌です。
しかしチバさんは
「全部の歌にそういうラブソングの要素も入ってんだけどなあ」
と答えていたのを思い出します。
「愛している」という直接の言葉は使っていなくても、作者の心の中にその時隠し持っている恋心のようなものがあれば、自然とにじんでくる。
怒りも然り、悲しみも然り。
芸術家のタイプにもよりますが、一から十まで言葉を書き連ねるまでもなく、あらゆるものに対する感情や姿勢は作った物にしみ込んでしまうものです。
世の中に対する思いであれ。
年輩のアート愛好家はしばしば
「もっと政治や世の中をアートで語りなさい」
とアーティストに向けて言います。
海外や芸術史にかぶれておっしゃっているのでしょうが、そもそも目も髪も同じ色をしたちびの民族で生まれ育ち、西欧の人々と同じ視点で物事を捉えるなど不可能、というよりは無理があります。無駄な背伸びは恥ずかしいことです。
これからも誰が何と言おうと私は、何かを裁いたり、何かを枠におさめるためではなく、湧いて出たものを描きます。それを奪われたら、アートはなんのためにあるのだろうか。
そんな想いが表出した作品の数々、ぜひ実物でご確認ください。
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