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使い方をまだ、知らない!~個展「MUSE」に関する記録「デンジャラス・デイズ」②~

全10回に渡って、2017年11月24日に終了した個展「Muse~いのちのためのオムニバス~」開催の経緯と終了までをブログで投稿します。

ぼく自身が次の活動への資料と、今後の反省のために記録したブログです。

ぼくは切り絵アーティストとして活動していますが、同じように個展やグループ展などで作品発表をなさる方や、

アーティストの人ってどんな人間なんだろう??

と素朴な疑問を抱く方も、面白く読んで頂ければ幸いです!! 何か活動のお役に立ててもらえたらなお嬉しいです(^^♪

※若干未熟な発想や考え方に吹き出しそうになるところもあるかと思います。皆さんはそういう部分もふくめて、何かご自身の糧にしてください!!

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目次

第2話 使い方をまだ、知らない!

某映像制作会社の社長さんは、ぼくがYoutubeにアップしている、LIVE切り絵パフォーマンスの動画をご覧になって下さっていて、なんとわざわざ菓子折りを持参して会いに来られたのでした!

Hachiさんのパフォーマンスの様子をCM映像に使えないかと考えているんです」

社長さんはそうおっしゃるのです。

切り絵アーティストHachiのライブパフォーマンスはこんな感じでおこなっています

 

その方曰く、ある理容学校のCM映像で、ぼくが黒いキャンバスにどんどん切り絵を描いていき、完成した絵をバックに学校名が出る、というようなイメージをされているとのことでした。ただ、その時点では理容学校さんの方にはまだ何のお話もしておらず、まだその方が個人的にその構想を持っているだけ、という段階だったのですが。

それにしてもこの社長さん凄く丁寧な方だとぼくは思いました。まだ企画の段階なのにこんな無名のアーティストのぼくに会いに、自ら足を運んで来て下さる。ぼくはそのことに感銘を受けました。

まだちゃんと話は進んでいないのに。ぼくもこの方の姿勢は見習おうと心に決めました!!

結論から言いますと、先方の理容学校さんのイメージに合わなかったようで、話はナシになりました。

しかしこの一件。結果がどうあれ、ぼくにとって次に向うべき方向への、大事なヒントにつながったんですね~~

まだまだ駆け出しのアーティストで不安だらけだったぼくにとって2つの収穫がありました。

一つは、こういうきちんとされた方に自分のやっていることを認めて頂いたということ。まだ脱サラして間もないぼくにとっては自信になりました。自信というよりは「やっていっていいんだ!」という安心を得られた気分です。

そして二つ目。

「LIVE切り絵をCM映像に」という、これはぼく自身では考えてもみなかった発想です。そういう売り込み方を考えたことがなかったです。ぼくはそんなふうに上手に自分を売り込めるほどクレバーでもなく、マメでもない。どちらかというと、目の前のことにしか視野を広げられない、ちょっと職人気質なところがあると自分でも思うのです。

つまり二つ目に得たものとは、次の行うべきことに関するヒントでした。アプローチの仕方を、いろんな方向から考える発想って大事なんだろなあ、というふうに思えるようになれました。

もっと多くの人前に出て、自分が面白いと思っていることを、1人でも多くの人間に観てもらえれば、もっと多彩な

アーティストHachiの使い方

を提案してもらえるのではないか、ということでした。※のちにこの考え方にもぼくは異を唱えます。というのも、これって人任せなやり方だよなと後のぼくは思いました。でもこれはこれで当時のぼくとしては前進だったとは思いますが。

この一件の後、そんなことを頭の片隅で思いつつ、今まで通りの活動をこなしていきました。絵画教室、イベントでの似顔絵、LIVEパフォーマンス、名刺やロゴなどのデザイン、そして作品の受注。年が明けて、いつものようにイベントで似顔絵出店している際、仲間の1人がある大きなイベントの存在を教えてくれました。「クリエイターEXPO」。略してクリエポ。

2016年で5回目の開催を迎えるクリエポは、毎年夏に東京ビッグサイトで3日間に渡って行われる、クリエイターと企業を結びつけるイベントです。700程のブース出展が許されるのは、イラストレーター、書家、音楽家、小説・脚本などのライター、陶芸家、画家…とにかく何かを作る、様々な人たち。

そこへ来場するのは数々の名だたる企業。

仲間に、クリエポの前年の来場者のリストを見せてもらうと…TV局、新聞社、出版社、ゲーム制作会社…ありとあらゆる分野で、その名を知らない者がいないほどの超有名企業がズッシリとした一冊の資料に記載されていました。

すげえ・・・とにかく見てもらえるんだ自分のことを!!

つまり、このイベントに出展すると、姫路でじっとしていても会えないような人々の目に触れることができるというわけです!そう考えるとこの出展料は安いだろう…。

108000円。

額面だけ見ると高い。さてどうやって捻出したものか。

今思うとこれぐらいの投資せずして何の前進もないことくらい当然と思いますが、当時は日々の暮らしに精一杯という、良くない循環に入ってしまってました。そのサイクルを断ち切るために必要な出会いでした。

つづく

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