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「切り絵を見ル、切り絵を切ル」小学校で特別授業

特別授業として小学校へお邪魔しました!

目次

切ル、観ル。

Hachiが大きな切り絵を描くのを観る、小学生たちが切り絵を切る。

この2つの体験を1コマ(45分)の時間内に実践するという授業を行いました。

川と山、自然豊かなロケーションに囲まれた小学校。

コロナ禍での開講でしたが、全校生徒が少ないことにくわえ、低学年・高学年それぞれに時間を設けることで安心安全に行うことができました!

低学年の授業

ぼくが実演したパフォーマンスのテーマは「さくら」。

「さくら」制作中!

実施が3月ということでお別れ・スタートの季節ということで桜の花びらと、手をつなぐ様子を絵に。

「何が描かれているかわかるかな?」

登場した時はいくらか生徒たちも緊張した様子でしたが、パフォーマンス終了辺りでは、ぼくの問いかけに積極的に答えるほどリラックスしてました!

実践!オリジナル切り絵アート 

つづく子供たちの切り絵は、3色の折り紙を使った切り絵アート。

3色を重ねてハサミで切る。同じ形、違う色の紙を使って自分だけのアートを描く。

自由にならべていい、はみだしてもいい、はみださなくてもいい、誰かがほめられたからといってそれにつられる必要もない。

そんな言葉だけぼんやりと投げかけて、あとは彼らに自由に描いてもらいました。

「大人しい子たちですよ」

と先生や父兄の方からお聞きしていたのですが、いざ始まるとすぐに夢中にないってハサミを動かしていました!

高学年の授業

ぼくが描いたのは「寅」。

もちろん今年の干支にちなんで、ですがこの寅に込めた思いは「平和」です。

ふだんはガオーっとほえてわれわれを威嚇する寅も、遠く離れた国から聞こえてくる争いの爆音に「うるせえなあ」とばかりに空を見上げて憂いている、という絵です。

この説明をすると、うんうんとうなずいてくれる子も何人か。

「寅」制作中!

同じく3色の折り紙を切るアート体験。

やはり高学年の彼らは、いい意味で躊躇する。

「失敗してもいい」「自由にしていい」

という言葉の前に発生するためらいや黙考は、知性の現れです。

「お助けマン!」と称してぼくは何人かの生徒と1対1で話しに行きます。

 イメージの手掛かりを一緒に探す

「どんなものが好き?」

「最近はどんな絵を描いた?」

「おうちは近所?」

「行き帰りに何か見える?」

などなどイメージの手掛かりを一緒に探していきます。

ほんの一言二言投げかけると、すぐにみんな自分の中にある宝箱から、あれもこれも取り出してくれますね!

さすがに高学年のみんなは、細かい細かい技を披露してくれました。

お道具箱にサインを♪

最後に

制約のある中でいかに自分を発揮するか。

彼らには申し訳なかったですが、時間の制限があり、ぼくのパフォーマンスもコンパクトバージョン、まだまだ作りたい子やゆっくりペースで取り組んで完成できなかった子、ほんのり心残りがあるのも、この場所・この時間・この出会いの良い記憶になると思います。

完璧にやりきろうとすることも大切ですが(時間や材料を存分に使ったりする機会も貴重)、与えられた、限りあるもののなかで取り組んだ結果、手にするものもそれはそれで貴重です。

なにせ「3色の折り紙」は彼らにランダムに配布したもので、選択肢のない3色でしたし。

制約のある中でいかに自分を発揮するか、

これはわれわれ大人が常日頃向き合っている課題ですよね。

彼ら子供たちに、ありったけのサポートできる間はわれわれは、可能な限りいろんな感覚を味わわせてあげるべきであると思っています。

もちろんダメな感情やしくじりも人間の醍醐味であるってことも!

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贈り物。

「Hachi先生に・・・あげる!!」

と完成した作品をプレゼントしてくれました(^^♪

台紙から思いっきりはみ出してます(笑) 裏返して見ても彼の作品とわかる、素晴らしい作品。

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保護者や生徒の声

  • 「戦争のニュースで心がいたい日々。こんなふうに手を取りあえて暮らせたらいいのに、と思った」
  • 「パフォーマンス間近で見れてすごかった!」
  • 「学校で特別な時間が体験できて良かったです」

何よりも・・・ぼくが楽しかったんですよ!!!!!!

Hachiのひとりごと

好きなこと、信じてることは自分自身を癒したり、周囲を動かしていきます。

それが伝播していくと・・・100年後には戦争一個くらい消せるって思ってるんですぼく。

争いを仕掛ける人がある種の盲信者であるとしたら、ぼくは善を信じる盲信者でありたいと思っています。どちらも良い悪いの区別で測るものではありませんが、あくまでぼくの個人的な流儀です。

だれかに優しくされるのを待つより先に、自分に優しくしてあげよう。

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