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燃え尽きない症候群。

明後日の週末、11月26日・27日は神戸のホテルで作品展に出品します。
明日の搬入に向けて今日は準備に追われている・・・と言いたいところですが、朝から手をつけていたのはまだまだ完成しない新作。今回のイベントで展示しない作品です。無理に間に合わせる気は毛頭ありません。

個人事業主としては「今やらなくてもいいこと」かも知れませんが、いちアーティストとしては「今やらずにはいられない習性」のようなものです。

われわれ芸術家はアスリートのように得点を競わない、常に賞を意識しているわけでもない、男女の愛のピークを目指して着飾ることが目的でもない。創作意欲に関しては、燃え尽きることを知らないのです。

ぼくには創作活動において、様々な火種となっている先人の言葉やエピソードなどがあります。創作に関して、集中力や清廉さを感じさせてくれるものばかりです。今回はその一部を紹介します。
申し送りしておきますが、これを書くにあたって改めて本とか動画を引っ張り出さず、あえてぼくの心の中に残っているまま記します。細部に相違あるかもしれませんが、どうかご容赦ください。

氷室京介の言葉
(毎日どう過ごしているか、というファンからの質問に)「朝目覚めて支度をしてスタジオに入り、地獄を味わう。次の日も同じことを繰り返します」

ジャッキー・チェンのエピソード
公開間近の新作の予告編が上映された。直後に公開された映画は、予告編で流れていた映像がほとんどない。つまり日本へフィルムを送り出す直前に半分以上を撮影し直した。納得いかなかったから脚本からすべて変更したので劇場用パンフレットの文も辻褄あっていなかった。

ドラマ「のだめカンタービレ」シュトレーゼマンのセリフ
「なぜもっと真剣に音楽に向き合おうとしない?」

ドラマ「のだめカンタービレ」千秋真一のモノローグ(シュトレーゼマンとの共演の最中)
「ああ、終わりたくないな・・・」

映画「アマデウス」より
主人公のモーツァルトがビリヤードの球を転がし続けながら楽譜を書くシーン。ぼくが感じるのは、創作が日常の中にあり、何かにせかされながら行われていないということ。

ジャッキー・チェンのインタビューより
「『ゴッドファーザー』は毎日15分ずつビデオで見た」
3本の映画を掛け持ちしながら撮影する中、寝る前に海外の映画を観て勉強していたエピソード。

宇多田ヒカルのアルバム「初恋」レコーディングのエピソード
曲だけ完成していた「夕凪」の歌詞とメロディがまったく仕上がらないままレコーディング最終日を迎えるが、スタジオに来なかった。納得いくものにすることを、デッドラインより優先する。

漫才師ダイアンユースケの言葉
「もう、ちょっと今年は(エントリーするの)無理やわ・・・」
M-1グランプリ2年連続決勝ステージにあがるも優勝逃した翌年の新年、相方の津田さんに振り絞るように言った言葉。賞レースを頭から外してからは、より楽しくネタを考えられるようになったらしい。

松本人志の著書より
「ごっつの収録終わってそれから打合せ、夜中に帰宅して朝までにコントの台本5~6本考える」

「ロッキー」の脚本担当シルベスター・スタローンのエピソード
三日三晩眠らず一気に書き上げた。映画会社はほぼ手直しせず映画化。

いまぱっと頭に浮かぶものだけを書きましたが、またブログで続編を書きますね。

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