フジテレビ「ワイドナショー」・・・
への出演後のことです。スタジオ出演&作品も紹介されました。
Twitterが、鳴りやまない・・・
「すごい!」
「素晴らしい!」
「作ってほしい!!」
といった内容のツィートがどんどん上がってきて(タグ付けされて)、2日間Twitterが音鳴りっぱなし状態でした(笑)
中でも嬉しかったのは、この日スタジオにはいらっしゃらなかったピアニストの清塚信也さんのツィート。
テレビに映し出されたぼくの作品の画像と一緒に、
「なにげに、今朝の #ワイドナショー でファミリーに入れてもらえて嬉しかったです。切り絵すてき。」
https://twitter.com/ShinyaKiyozuka/status/1340667928140599302?s=20&t=tDTmydbJjq68fBQ0eqaiLw
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清塚さんのツィートです!
いやあ、嬉しかったです!!
一流のアーティストさんに名指しでお褒め頂くわけですから!!
しかし、このSNS時代。
良いコメントばかりがあるわけではありません。
出る杭は打たれる、という言葉の通り、目立つからにはそれなりに色々な反応ともでくわすわけです。
ネガティブな立場のツィートもけっこうありましたよ。
番組の中で、ちょっと笑いをとったくだりがあったんですが(これは期せずして!)、それに対して
「仕込みが痛々しい」
「サブい」
みたいな。
まあ、これはぼくの作品に関することじゃないから全くどうでもいいことですが(笑)
いろいろ言う人がいるなあ、と思いました。
作品に関することで言いますと、それほどなかったんですが、
「似てない」とか当たり障りのない批判で、おそらく同業者(なにかしらの創作に携わる人)ではないかと思います。
いわゆる「やっかみ」みたいなものだと思います。
その中で目を引いたのが
「これ、レーザーカットでやってんじゃね(笑)」
というツィート。
「一から精魂込めて作ってるんだよ!!」
と、一瞬ムッとしました。
・・・が、よくよく考えてみるとこれ、悪口じゃないんですよね。
ツィートした本人は、悪意を持って書いたことかもしれません。
でも、結果、
「この人の作品は人間技じゃない!!!」
ぐらい褒めてることになってますよね(笑)
すぐそう思いなおして嬉しくなりました。
このことがあったときから、さかのぼること1年ほど前。
ぼくは、このレーザーカットの機械を利用して
「カッターナイフを一切使わない切り絵アーティスト」
になろうと本気で画策した時期がありました。
つまりデータの下絵を作成、外部に発注して切り絵を完成させる。
これがシステム化できれば、めちゃくちゃ体が楽になるぞ!
(切り絵を描くのはけっこう体力いるんです・・・特にぼくは大きなサイズのものをつくることも多くて)
そう考えたぼくは早速、試作品を依頼。
手元にある切り絵作品をデータ化し、レーザーカットの機械にかけてもらいました。
そしてできあがった作品。
素晴らしかったです。これが一瞬でできるとは・・・圧巻!
しかし、ぼくはこの制作方法の可能性を断念して現在に至っています。
確かに再現性もあり、すぐできる。多少コストはかかりますが、手作業で作る何十分の・・・下手したら何百分の一、というレベルで時間を短縮できそうです。
結局、仕上がった切り絵を見て思ったんです。
あきらかに、ぼくが手でコツコツ仕上げた熱が欠如している
・・・と。
たぶん他の人が見てもわからないレベルかもしれませんが、制作を依頼した社長さんとぼくだけは少なくとも気づきました。
そもそもナイフの刃が紙に入り込む角度から違います。
人間の手でナイフを入れるとき、時に斜めになったり時に止まったり、そういった感覚が線に出ます。
機械のほうはレーザーのラインが真っすぐ紙に照射されカットされる。そこで生まれる断面は正確ではありますが、温もりに欠けてる。
この時は、すでにぼくがアナログで描いた切り絵をデータ化→それをもとにレーザーカット、という流れで制作しました。
だから逆に言うと元絵がアナログ制作だったから、これくらいのクオリティを保てている、と言えます。
もしこれをぼくがPCで描いた絵をデータにしたら、よりいっそう味気ない作品になるでしょうね。
なので、このシステムを断念しました💦
ちょっと残念です。やはり原画は、この自分の手で生み出さないと良いものにはならないと実感しました!!
これが100%納得いく出来栄えだったら正直、すごく楽になるし、死ぬまでに生み出したい絵をすべて完成させられるんじゃないか、と夢見てました(笑)
結局、ぼくが夢想した
「PCで楽々とデータの絵をつくる」
↓
「あとはレーザーカットにおまかせ」
↓
作品完成!
・・・はあきらめました(笑)
いずれにせよ、「原画」自体は
やはりこの手で生み出さないとだめでした。
いや、この方法を利用すること自体は
間違ってないですし、ズルだなんて思ってません。
ただ、創作者としてその仕上がりにぼくは納得いかなかった。
それだけのことです!
ですが、このレーザーカット機械、さすが日本に2台しかない機械だけのことはあって、一見ハンドメイドのそれと見分けつかないくらいの再現性はあります。
ですので、オリジナル原画作品の制作は断念しましたが、レプリカ作品販売用として利用させて頂いてます。
ぼくの作品の原画は、他の切り絵と比べて少し高いので手に入れやすい価格として好評いただいてます。
2017年にフランスでも展示された「三つの月」は、特に思い入れのある作品です。正直・・・これに関しては原画を手放したくないという気持ちもあり、プレミアム・レプリカ・エディションとして300点を追加生産予定です。
できるだけ多くの人々に作品を身近に感じていただければ幸いです。
【レーザーカットART】「三つの月」
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